【子供とお出かけ】生野と姫路港をつなぐ銀の馬車道 親子自転車旅
日本遺産に認定された銀の馬車道
子供が夏休みの自由研究をしたいというので、小学5年生と
自転車で生野から飾磨津(姫路港)まで自転車旅に出かけました。
夏の自由研究に、銀の馬車道はオススメです。
銀の馬車道とは?
正式名称は「生野鉱山寮馬車道」といい生野銀山と飾磨津(現姫路港)の間、約49kmを結ぶ馬車専用道路として明治9年に完成。日本初の高速産業道路とも言われています。産出された銀や採掘・製錬に必要な機械や日用品の輸送ルートとして大きな役割を果たした銀の馬車道は、明治後半には鉄道の開通(現播但線)によりその役割を譲ることになりました。
生野銀山とは?
日本でも有数の銀山として知られる生野銀山は807年に開山したと言われています。山名、織田、豊臣、徳川と時の支配者が直接管理し銀山開発が盛んに行われました。
生野で採掘された銀は、朝鮮の綿布や中国の絹と交換貿易されるなど、日本の代表的な輸出品として海外からも注目されるようになりました。
明治元年には、生野銀山は日本最初の国が管理する銀山となりました。明治22年に宮内省の管理となり、その後明治29年には三菱合資会社に引き継がれました。
明治48年の閉山まで日本の鉱業発展に中心的な役割を果たしました。
どうやっていった?
親はロードバイク、子供はクロスバイク
電車で生野まで行き、そこから姫路港まで約50kmの大冒険です。
播但線の輪行ってどう?
輪行袋に入れて、自転車を電車に乗せて生野駅まで向かいました。
人が少ない、朝早い電車を選んで乗りました。
姫路駅寺前行の列車は2両編成だったので自転車が邪魔にならないかヒヤヒヤしましたが、朝早かったので大丈夫でした。
寺前からはディーゼル車に乗り換えです。
車内は私たち親子だけ貸切状態でした。川沿いを走る景色はとても綺麗で子供が喜んでいました。
輪行する場合は、早い時間がオススメです。
生野駅到着 いざスタート
生野駅到着後、自転車を組み立てて出発です。
街中を走り出すとすぐに、トロッコ道の看板がありました。
とても小さな看板で最初は見落として通り過ぎてしまいました。
近くにある観光案内施設などでボランティアガイドさんの話を聞き取材をしました。
トロッコ道の石垣は、生野城の石垣の石を再利用して積み上げたものだそうです。
唯一の上り坂 生野峠
唯一の登り生野峠を越えます。実際はそれほど長くないのでクロスバイクなら子供でも楽に登れました。
生野駅自体が標高が高いため、峠といっても難なく上ることができます。
生野峠を越えると、あとは基本的に下りか平坦、上り道はありません。
道の駅 神河
子供にはスイーツも必要ということで、道の駅神河でソフトクリームをいただきました。
現存する銀の馬車道
道の駅のすぐそばに、現存する馬車道があり、そこは手で押しながら道路の感触を確かめました。
神河町の観光案内所にも途中よりながら、そこでもボランティアガイドさんのお話をお聞きしました。銀の馬車道の缶バッチまでいただきました。
お昼ご飯はもちむぎの館
お昼すぎに、もちむぎの館で、お昼をいただきました。
休日の昼間でしたので大変な人気、30分ほど待ちましたが
休憩もできて美味しいものもいただけてとても良かったです。
正念場を迎える生野橋までの道のり
福崎のもちむぎの館からは一気に南下しますが坂道ではなく、平坦な道。
交通量の少ない道を選びながらですが、日が高い時間帯になり疲れが子供にも見えてきました。
砥堀駅近くの生野橋を越えると姫路市内に入ります。
姫路港に到着したのは夕方
姫路港に着いたのは16時頃。子供は体力的には厳しかったと思いますが、最後まで頑張るといってやりきりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。