【Futabakid | FP】コクヨ「もしもの時に役立つノート」
ファイナンシャルプランナーの Futabakid です。
関連ページ:【Futabakid | FP】なぜファイナンシャル・プランナーの資格を取得するのか
FPは、リスクマネジメント、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続に関する実践的な内容を勉強しています。
一方で、自分ではしっかり把握している資産管理情報や、クレジットカードの情報は家族が知らないということに気づきます。
今回は、家のこと生活のことで木になる内容を気軽に書き記すことができるノートをご紹介します。
KOKUYO 「もしもの時に役立つノート」
大手の文具メーカ KOKUYOが販売している
「ライフイベントサポートシリーズ」のノートです。
LIVING & ENDING notebook と記載がある通り、内容的にエンディングノートとしての機能を備えています。
ただし、このノートに記載した内容で遺言書としての機能はありません。
どんな内容を書けるの?
自分のこと
履歴書のような内容を記載します。
資産
預貯金、口座自動引き落とし、証券口座、その他金融資産、
不動産、借入金、クレジットカード、
保険、年金についての情報を記載します。
気になること
携帯電話、webサイトのID、ペットについての情報を記載します。
家族・親族
家族親族についての住所連絡先、親族表
命日、冠婚葬祭についての情報を記載します。
友人・知人
友人、知人についての住所連絡先
医療・介護
かかりつけの病院、持病や常用薬
告知、延命処置について
介護が必要になった時の考え
葬儀・お墓
葬儀についての考え方
相続・遺言
遺言書の作成状況、依頼している人の連絡先
その他
写真やデータ
ノートを使うメリット「安心感」
エンディングノート と言われると気構えてしまいますが、健康な自分でも明日、万が一のことないとは限りません。
みなさん心配事があるから保険に入っていらっしゃると思いますが、実際何かがあった時に最初に困るのが、このような情報。意外と共有されていないのではないかと思います。
完全でなくても良いのでノートに書ける内容を「少しづつ」書き出すことで、情報が一元的に整理されますので少なくとも「どこの保険を契約している?」「口座はどこにあるの?」などという事はなくなり、自分以外家族の人に「安心感」を与えることになります。
親に書いてもらうために、まずは自分から
遺言書やエンディングノートがなくて苦労されるご家庭が非常に多いそうです。
資産が少ないといっても、相続がなくなるわけではありません。
親のことを知っておくと、相続の時に自分も安心できますよね。
いきなりエンディングノートを書いて欲しいというのは、とても話づらいのも事実。
私は、自分は家族のためにこんなノートを書いているので、一度眺めてみて、といって両親に渡そうとと思っています。
このノートには、漫画で必要な理由がわかりやすく書かれていますので、自分であまり多くを語る必要がありません。
ライフイベントサポートシリーズには他にも色々ある
相続法改正に伴って、遺書を書く人が増える
2020年7月から、法務局で自筆証書による遺言書が保管可能になるため、書くハードルが下がります。
エンディングノートの次には、遺言書を書いてみようと思います。これも家族のためのリスクマネージメントだと思います。
KOKUYOから、法的に有効な遺言書を作成できるキットを発売しているようです。
最後までお読みいただきありがとうございます。